得られているのは「自力が上がる」感覚 ―エンジニア職 菅原に仕事の流儀を聞いてみた

菅原 歩夢(Sugawara Ayumu)
インタビューを受けた人
菅原 歩夢(Sugawara Ayumu)

本部:技術本部
職種:開発エンジニア職(V-CUBEセミナー担当)
入社:2021年新卒入社

迫 紗央里(Sako Saori)
インタビュアー
迫 紗央里(Sako Saori)

2012年キャリア入社
ピープル・サクセス室

━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━

最大26,000拠点に同時配信ができ、高い双方向性と臨場感あふれるウェビナーを実現できる「V-CUBE セミナー」。当社の主力プロダクトのひとつである「V-CUBEセミナー」の企画・開発を担当する若手エンジニア社員のインタビューをお届けします。

今日はインタビューのお時間いただきありがとうございます!菅原さんのことは就活時代から知っていますが・・最近のことはあまり知らないので、ぜひ色々と教えてください!
まず、菅原さんの現在の仕事内容を教えていただけますか?

菅原

はい!緊張しますが、よろしくお願いします。
僕は「V-CUBEセミナー」の企画・開発をする部署に所属していて、現在は今後のアップデートに向けた業務に携わっています。
元々、セミナーの受講者が見る、動画プレイヤーシステムのフロントエンド部分を主に担当していましたが、最近はプレイヤー部分だけでなく、セミナーの予約管理やユーザー管理を行う管理システム側にも携わるようになりました。通常であれば機能追加やバグ修正が主な業務ですが、アップデートに向けたところでは、開発だけでなく、設計や開発環境を整えるなども任されるようになってきています。

新卒2年目とは思えないくらい色々と任されているように思うんですが・・
入社からこれまでを振り返って、仕事に取り組む姿勢とかで大事にされてきたことってありますか?

菅原

そうですね…。部署への配属が決まった入社1年目の5、6月頃から、周りの先輩やチームリーダーには「重ためな開発タスクも振ってください!」ってアピールをしていました。できるだけ早く戦力になるラインを自分自身としても知りたかったですし、周囲にも早く認められたかったので。

きっと、新卒1年目だと”育成対象”ってカウントされると思うんですけど、早く”一戦力”になりたくて。もちろん最初からなんでも一人でできるわけではないので、先輩たちにフォローをお願いしながらですけど。
でも、やってみないと自分も周りも”自分がどこまでできるのか”わからないので、まずは色々やってみよう!と積極的に意思を伝えていました。
結果として、タイミング良く大きめのアップデートにも参加できたので、本当にちゃんと自分の意思を伝えてよかったし、手を挙げてよかった…!と思っています。

菅原さんにとっての「仕事のやりがい」を教えてください。

菅原

コードを書いてるのが一番楽しいですし、自分で目標を立てて、目標に到達するために必要なことをやっているときが、モチベーションが高いです。アップデートに携わっていて楽しいのも、自分が使ったことのない技術を導入するチャンスだったり、実装したことのない領域のものをやることができたりするので、「自力が上がる」…みたいな感覚を得られるのが大きいように思います。
それと、設計に携わることで、”1からつくる面白さ”も感じています。多くのお客様が利用されるので、どうしたらより使いやすいかを考えるのは難しいですが、やりがいはありますね。

ものをつくるときのこだわりや、大事にしていることはありますか?

菅原

「のちの自分が見てもわかるコードを書く」ですかね。前日の自分は基本的に信用していないです(笑)

学生時代も授業や研究室でシステムをつくったり、プライベートでもコードを書いたりすることはありましたけど、時間が経つと「なんでこんな風に書いたんだっけ?!」ってことがすごくあるんですよ。それでも、一人とか少人数でやっていれば、のちの自分が最低限わかれば良いので、可読性とかメンテナンスのしやすさはそこまで考えなくても問題ないんです。ただ、大人数が関わるプロダクト開発では、属人化しないように気を付けています。

その内のひとつとして、今のプロジェクトでもチーム内でコードレビューをしています。「なんでこうしたの?」「こっちの方がよくない?」「ここ、あとでわからなくなりそうだからコメント書いておいてください」などのやりとりをするんですね。自分のコードを見てもらえる代わりに、他の人が書いたコードも見ないといけないので、時間も手間もかかるんですが、個人的にはやった方がいいと感じています。
その方が、出てくるバグが出づらくなる…とは言い切れないんですけど、仮にバグが発生したときの原因までの特定の速さ、バグ修正にかかる手間が変わってくると思っていて。プロダクトを長期的にメンテナンスしていくという観点で考えると、コードの品質を担保しないと立ち行かなくなるっていうのはありますね。それこそ、このまま一生動けばいいですけど、動かす環境のバージョンが上がったり、インフラやライブラリのバージョンが上がったり…と、色々あるので、そのときのメンテナンスのしやすさは考慮する必要がありますよね。

あと、時間や手間はかかるものの、単純に、同じコードを書くにしても好みの書き方を議論するのは面白いですし、自分よりコードを書き慣れている人のコードを見る機会は増えるので、勉強にもなるし、チームで開発する楽しさも感じています。

自宅の作業環境

今、冒頭で研究室の話も出ていましたが…菅原さんはどんな学生生活を送っていましたか?

菅原

大学院時代はほぼ研究室に行って・・アルバイトと研究室を往復するような毎日でした。
「人間の学習をどう情報工学的に支援するか」という研究室で、自分は「ヒューマノイドロボットを使って、そのロボットが大学の講義を行う効果」を研究していたんです。
あまりこういった研究を聞いたことがなかったですし、珍しいな!と思って好奇心から選びました。「講師ロボットの開発によって教育格差をなくす」ということも研究していたので、ブイキューブの「Evenな社会の実現」というミッションに近しいものがあるとも感じていました。

面白い研究ですよね!ちなみに、就職活動ではどんな点を重視していましたか?

菅原

「会社のミッションやバリューに共感できるか」以外だと、働き方だったり、個性を認めてくれそうかということも含めて「自由度」を重視していました。特に私が就活をしていた時は、フルリモートを認めている企業が少なかったので、働く時間や場所を選べるというのはものすごく魅力的でしたね。

でも、それと同じぐらい「そこで働く人」も重視していました。
”リモートで働く”ということは、”すぐ隣に、すぐ質問できる先輩がいない”ってことじゃないですか。なので、「エンジニアとして魅力的な先輩がいるか」はもちろんですが、働く人たちの”人柄”とか”コミュニケーションの取りやすさ”もすごく大事にしていました。

それで言うと、色々な企業を受けた中で、ブイキューブの面接は多分一番喋りやすかったですね。同期とか先輩たちからも割と多く聞く気がするんですけど、”面接っぽくない面接”?”形式ばっていない面接”だったので、しっかり自分に興味を持ってくれている感じがしましたし、自分も素に近い状態で話ができたので入社を決めました。働き方、コミュニケーションの取り方含めて、「自分らしさを大事にできると感じた」に近いかもしれません。

「ミッション・バリューに共感できるか」が出てきたので、最後に、菅原さんの好きなバリューを教えてください!

菅原

好きなバリューですか?!!(インタビュアーの迫がMake Happinessだと聞いて迷いつつ)
「自分らしく個が輝ける会社 ”Stay Gold"」ですね。お互いの価値観を尊重しようという感じが好きです。

ブイキューブに入社する人たちの年齢層を考えると、価値観ってある程度固まってきていると思うんですよね。そんな中で”価値観を揃えろ”、”会社に合わせろ”ではなく、「お互いに尊重しつつ自分の力を出せたらそれが一番いいよね」とか、個人のパフォーマンスをちゃんと出すことで、会社のパフォーマンスを出そうという、「ちゃんと一人一人輝けるのがいいよね」という考え方が好きです。

新入社員研修でも「苦手をつぶすより、得意を伸ばそう」って趣旨の内容があったと思うんですけど、私自身もそういう考えなので共感するところが多かったですし、これからも個性を大事にしながら輝ける人が増えたらいいなと思っています。

※所属や役職については、記事執筆当時のものとなりますので、ご了承ください。

ページ上部へ移動