所属:営業本部
職種:提案営業
入社:2021年新卒入社
ピープル・サクセス室
2018年新卒入社
今回は、コロナ禍の真っ只中である2021年に新卒入社し、大阪営業所で活躍する提案営業職社員のインタビューをお届けします!
どのような就職活動を行い、ブイキューブに入社を決めたのでしょうか?
- 鹿嶽
休学してオーストラリアに1年間留学に行っていたので、帰国してすぐの大学3年生の2月から就職活動を始めました。元々は航空業界や観光業界を志望していたのですが、丁度新型コロナウイルス感染症が広まり出したタイミングで志望していた企業が軒並み採用中止となってしまいました。4月末に「やばい、どうしよう」と思い、そこからは業界を広げることにしました。
職種としては、話すことが苦手ではないという意識は昔からあったので、営業職で見ていました。会社選びの軸としては、自分がやりたいと思ったことをやらせてもらえる環境かどうかを重視していました。裁量があって、どれだけ経験が積めるかというところですね。あとは、フィーリングも重要だと思っていました。
ブイキューブについては、合計3回の面接の中で決めていったという感じが強くて。面接では、私を「就活生」でなく、「鹿嶽ってどんな人?」という視点で理解しようとたくさん時間をかけて質問してくれたので、そこがすごく自分と向き合ってくれそうだなと思いました。あとは、当時掲載されていた「ブイキューブが採用したい人物像」についての記事を見て、「私もそういう人と働きたい!」とテンションが上がったことを覚えています。
実際に入社して、どのような社会人1年目を過ごしましたか?
- 鹿嶽
本社と大阪営業所での研修期間を経て、初めて自分が担当するお客様を持ったのが7月でした。初めての商談には、沢山準備をして臨みましたね。研修期間に提案資料にスクリプトを書いたり、ロールプレイングもやっていたりしたので、「ついに実践の場だ!」という思いでした。最初は先輩が商談に同席してくれていて、分からないところがあっても先輩の喋りを聞きながら勉強していけば良かったので、不安は無かったですね。残念ながらすぐに受注とはならなかったのですが、お客様に「もし実施するなら、鹿嶽さんに頼みます」と言っていただけたことがすごく印象に残っています。
初受注は9月で、受注した時は「よっしゃ!」となりました(笑)その時は出来ることが単純に増えていった時期だったので、楽しかったです。喋れることが増えましたし、先輩のメールチェックも外れて、受注するまでの流れを一通り経験して。先輩のサポートもあって、1年目はそれほど辛かったという思い出はないです。
ただ、案件の引継ぎが重なる中で、難易度の高い案件をこなさなければいけなかった時は大変でしたね。「やばい、やるしかない」と。その時は周りに助けを求めました。頼ること自体には何のプライドも無いですし、元々周りに「助けて~」と言えるタイプでした(笑)その案件に関しても先輩が手を差し伸べてくれて、何とか乗り切ったといった感じです。大阪営業所はオフィスが小さいですし、横の繋がりもありますし、他の社員との距離が近いことが良いところかなと思います。飲みに行こうと言われたら行きますし、プライベートで遊びに行くこともありますし、そういう環境も良かったと思います。
社内新規事業コンテスト「Next ATARIMAE Challenge」(以下、NAC)の事務局に入社直後に参加し、本選にも出場していた姿が印象的でした。あの時はどのような想いで参加したのでしょうか?
- 鹿嶽
実は入社前に数か月インターンシップに参加していたので、NACの存在については正社員として入社する前から知っていました。その時から「良いな、そういうのやってみたいな」と思っていたこともありますし、普段は大阪営業所勤務なので、これをきっかけに社内の他地域や他部署との繋がりが出来そうだなと感じ、参加することにしました。
NAC本選への出場にも元々興味はあったのですが、大変そうだからまずは事務局からと思い、活動していました。そうしているうちに「私だったらこういうことがやりたいな」と思うようになり、その時にメンターをしてくれていた他部署の先輩を誘って、本選にも出場することになりました。私は「やりたい!」と言っていただけなのですが、その先輩が社内での横の繋がりを活かして、各分野のスペシャリストをばばっと集めてくれて、チームが出来ました。NACに出場するまでは良かったのですが、実際に事業をやろうとするとハードルが高かったですし、事業の建付けって大変なんだなということを経験する機会となりました。
現在は社会人2年目ですが、1年目からの変化はありましたか?
- 鹿嶽
1年目と比べて、難しさをすごく感じるようになりました。2年目の上期は早い段階から目標達成が見えていて、いい感じに来ていたんですけど、下期の案件を作っていくとなった時に、自分で出来ることが増えていても案件創出や受注に繋がらないということが起こりました。待っていても案件が出てこない時期もあったので、自らブイキューブのソリューションが刺さりそうな業界や業種、要素を考え、こちらから提案をしていく。その中でお客様からのご要望に応じて「どうやったらブイキューブのリソースを上手く活用できるか?」「もっと需要のある市場はあるんじゃないか?」と自分で考えて行動することも多くなりました。
実際に取り組んだこととしては、例えば、オンラインセミナーの配信スタジオ体験会の誘致に力を入れました。資料をただ送っても見てもらえないので、リーフレットを作ったり、他のメンバーが活動しやすいようにメール文のテンプレートを作成したり、スタジオの紹介動画を作ったりもしました。ブイキューブが現在持っているリソースだと網羅出来ない部分については、他社に協業の話を持ちかけたこともありましたね。こういう時に上司が協力的なので、「そんなことやったら駄目だよ」などと言われることも無く、様々なことに取り組むことが出来ました。
このように新しいことにチャレンジしていくことは好きだと思います。逆に緻密に計算してやるといったことは苦手なんですけど、「これやってみたい」とか「あれやってみたい」とかは思いつくタイプです。「やってみたい」という精神と、職場の文化が上手く掛け合わさったというのはあると思います。
働いていて、自分自身の成長を感じる瞬間はありますか?
- 鹿嶽
具体的に「これが出来たから成長が出来た」ということを感じるのは難しいのですが、結果として「受注金額が上げられたな」とか、「自分の中で思うように案件を進められたな」と感じられた時は、やっぱり成長してきたかなと思いますね。あとは、自分自身も製品やサービスに対する知識がついてきて、一回一回社内のメンバーに聞きに行かなくてもお客さんに伝えられるようになり、対応速度が上がった時は、知識の面で成長が出来たなと思います。
これも、経験を積むしかないですよね。様々なところで失敗して、やっとお客様とのやり取りの中で「それ前も失敗したやつやわ!」と気付くみたいな(笑)皆がイメージするような分かりやすい成長という感じでは無いのですが、そういった小さなことから感じています。給料や役職、評価など、目に見えた形でないと成長していないと思ってしまうと辛いし、そういったことはあまり考えていないですね。
改めて、提案営業職をどのような仕事だと捉えていますか?
- 鹿嶽
最近、すごく必要だなと思っているのが、調整力です。「社内と社外との調整役」が営業なんだなと思っています。お客様にだけ良い顔をしていてもダメですし、社内の意見ばかりを聞いていても受注は出来ません。また、どうしてもお客様と社内のメンバーの間には知識の差があって、認識の齟齬が生まれてしまうので、その間に立つのが営業なんだなと思いました。もはや、セールスというより交渉だな!と。
それこそ、調整や交渉が出来るようになったなと感じたのは、つい最近ですよ。とあるオンラインイベント配信の案件で、予め社内から集めておいた情報に基づいて、サービス内容と費用についてお客様とコンセンサスを取っていくことで、当初お客様から伺っていた予算よりも高い金額で受注することが出来たということがありました。その時は、成長したかなと思いましたね。
最後に、今後の鹿嶽さんの目標を教えてください。
- 鹿嶽
短期的な目標としては、現在、とある業界の開拓をミッションとして持っているので、それを形にすることです。その業界に私の担当しているお客様がいるのですが、「他の会社にもビジネスを横展開出来るんじゃないか?」と感じたんですよね。なので、まずは横展開のためのニーズの更なる深掘りのようなことをやっています。
今度、その一環で展示会に出るのですが、それも自分がメインで担当しているんです。普段の営業の仕事とはまた違って、イベント全体の企画を行っているのですが、それがすごく新しくて、楽しいなと。社内のマーケティングや技術の部門とも連携しますし、新しいツールを展示するために社外の業者の方とも連携を進めています。そうやって取り組んだ結果、お客様がブースに来るのか来ないのか、展示会の後に見込み顧客になるのかならないのか、など、自分が取り組んだことの結果が自分の責任として出るのが初めてなので、面白そうだなと思って取り組んでいます。
中長期的な目線だと、営業×マネジメントのようなところが出来るようになりたいと考えています。マネジメントについては、元々は全く興味が無かったのですが、「営業職として辿り着く先って何なんだろう?」と考えた時に、結局はマネジメントが出来るようにならないといけないなと思いました。今までの経験の中で、自分ひとりで目標を達成するだけでなく、チーム全体で目標達成出来るようになると、より任せてもらえる仕事の幅が広がると感じることが個人的に多かったので、本当の意味でマネジメントが出来る力、つまり、その人の良さを引き出す力が重要だと考えています。それは営業とはまた違った力なので、そこを出来るようになったら最強だな!と思いますね。
※所属や役職については、記事執筆当時のものとなりますので、ご了承ください。