所属:VCP事業推進室
職種:事業開発
入社:2022年キャリア入社
ピープル・サクセス室
2020年キャリア入社
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2022年12月にキャリア入社してから、瞬く間に活躍社員として注目されるようになった辻 隼弥(つじ しゅんや)さん。
新規事業開発という難易度の高い領域に携わるなかで、どのようなことを考え、どのような行動をとっているのか?活躍の秘訣を探りました!
ブイキューブに入社する前の辻さんについて教えてください!
- 辻
新卒で入社した会社は、国内時価総額トップ3常連の最大手メーカーでした。静岡営業所に配属され、法人営業として新規・既存どちらのお客様も担当していました。
人にも恵まれ、仕事内容にもやりがいを感じていましたが、毎日朝7時から夜22時までの業務が続き、「この生活を続けていくことは自分にとってよいことなのか?会社に決められた働き方を続けるのは、本当に自分がやりたいことなのか?」と疑問を覚え、約3年働いた後に退職を決めました。
その後は、フリーランスとしてキャリアカウンセリング事業をスタートしました。
キャリアカウンセリング!?全く違う領域へのチャレンジですね。どのような経緯で始めたんですか?
- 辻
退職を決めたときも、次にやりたいことが明確だったかというと、そんなことはなかったんですよね。だからこそ次のステップを決めるにも、世の中の企業や職種、業界について、どのようなものがあるのかを知りたいと思いました。それで数ヶ月間は人に会いまくって、各業界や各職種の特徴をヒアリングしまくっていました。1ヶ月間で50名くらいには会っていましたね。
そのなかで尊敬できる恩師に出会えたんです。その人と話す30分間は、なにかを提案されるわけでもないのに、人としての在り方や自分の本当の想いなどに気付けて、人生の方向性が明確になっていく。その人に対して心から感謝の気持ちになる。これって本当にすごいことだなと思いました。
それで自分もできるようになりたいと思い、キャリアカウンセリングの事業を始めました。最終的に1年間くらいやっていましたね。
そこから再度企業への就職を考えたのは、どんな理由だったんですか?
- 辻
キャリアカウンセラーとして目の前の人に向き合って仕事をするのは楽しいことだと感じていましたが、その場で影響を与えられるのはあくまで目の前の1人だけで。この仕事を一生続けるとなると、人への影響範囲は深くはなるかもしれないけれど、広くなっていくのには限界があるなと感じました。
そこで考え直したときに、自分1人ではなく、チームを組んで働く経験を、若いうちにやっておくべきだと判断しました。
そこからブイキューブとの出会いに繋がるんですね!
- 辻
はい。実際ブイキューブは転職活動をするときに1番最初に応募をして、1番最初に面接をして、1番最初に内定をもらえた企業でした。そこでご縁を感じたのも入社を決めたポイントのひとつではありますね。
そしてなにより1番大きかったのは「働き方」です。前職では、融通がきかずに決められた働き方をし続ける生活を送っていたなかで、フレックスやテレワークが制度としてあるだけでなく、「自分で責任をもって、自分で決めて働く」というマネージャーの言葉が印象に残りました。1度フリーランスを経験したこともあり、「自分で決めて働く」ということが、自分にとってはとても重要だったんですよね。
働き方の点では、実際入社してどう感じましたか?
- 辻
イメージどおりでした。所属しているVCP事業推進室は、新規事業を扱っていることもあり、大変なことは多いですし、残業する日もあります。ただ、そこも自分でコントロールできる。本当に疲れている日は、早めにあがって銭湯に行ったりもします。「自分で決めて働く」という点は、実現できていますね。
新規事業を扱っているということですが、改めて今の辻さんのお仕事を教えてください。
- 辻
現在担当している「VCP(V-CUBE Communication Platform)(以下、VCP)」は、自社に開発リソースがなくても簡単に配信・通話システムをローコードで構築できるプラットフォームです。
事業開発職として、VCPはどのような業界にニーズがあり、どういった提案をすれば売れるのか、サービス自体のどこを改善できたらさらにニーズは増えるのか、などといった業界分析、マーケットプランの構築をメインに行い、お客様との商談にも入っています。各業界での正攻法、「売れる型」を構築することが、個人としてのミッションです。
あとは、お客様へのアポイントメント調整をしているメンバーや、提案資料を作成しているメンバーの進捗確認を行ったり、うまく進まない点があるのであればその理由を考えて改善策を検討したりといった、マネジメント業務に近いことも経験しています。
VCP事業推進室ではキャリア採用も行っているので、HR領域にも携わっていますね。
入社してまだ半年も経っていないですが、いろいろなことを経験されているんですね!
- 辻
いろんな人と関わって、協力して皆で創り上げていくのはやっぱり楽しいです。「チームで働く」といった転職軸も実現できていますね。
事業開発職として、過去の経験を活かせているなと感じることはありますか?
- 辻
1番に感じるのはロジカルシンキングです。論理的に考えると最適な解はなんなのか、といった思考の癖は身についていたものを活かせているなと感じます。
あとはフリーランス時代に培った「なんでも自分でやる」というマインドですね。今イメージしていることを実現するには、どうにかするためには、なにをしてでも自分でやらなくてはいけないといった貪欲さが必要です。経営者マインドにも近いのかもしれません。
ブイキューブに入社して、新しく必要になったスキルはありますか?
- 辻
ひとつめは仮説検証スキルですね。これまで仕事をするうえでも意識していなかったわけではないですが、体系立てて考えてこなかったなと痛感しています。
このお客様はどのようなニーズを持っていて、どのような提案が刺さるのか、本当にお客様が必要としているのはなにか、など、仮説を立てて動かないと、なにも提案ができないんですよね。だから、仮説の解像度を高めるべく、表面上だけではなくお客様の言葉の裏にはどのような想いが隠されているのかまでを考えるようにしています。ふたつめは、ゴールを明確にすることです。お客様との商談のゴールを決めておくことはもちろん、提案資料を作成するにしても、「この資料を基に話した結果、お客様からどのような言葉が出てきて、どういった空気感になれたらゴールと言えるか」を明確に定めています。
ふたつとも、場数を踏みながら徐々に身についてきている実感もありますね。
事業開発職は未経験からのチャレンジとなりますが、仕事の楽しさを教えてください!
- 辻
今お話した、仮説検証がうまくいったときです。自分が立てた仮説がばちっとはまって「これが売れる型なんだ」と分かってくるときのプロセスは本当に楽しいですね。さらにその型が構築しきれて、営業社員にもお客様に提案してきてもらえるようなフローがつくれたら、もっと楽しいんだろうなと思って、日々試行錯誤しています。
逆にその答えが見えないときはしんどいですね。考えて提案してみてもイマイチはまらない。次の方法を試してみてもうまくいかない、見えてこない。そんなときはやっぱり少しへこみます。
まだまだこれからの伸びに期待できるプロダクトということですね。
- 辻
そうですね。まだ見えない部分も多く、ひととおりのフローを経験しきれていないことは事実です。VCPが世の中に広まり、お客様やさらにその先の人々の喜ぶ顔が見えてきたら、「インパクトの大きいことを手がけているな。社会貢献に繋がっているな」ともっと感じられるようになると思います。今はその喜ぶ顔を見るために頑張っているという感じですね。
辻さん自身は、今後どうなっていきたいですか?
- 辻
具体的なことはあまりイメージできていないんですが、定性的に言うなら、毎日「やりきった」と思えるような、充実感のある日々を過ごしていきたいと思っています。日々成長を感じられるような生き方、働き方をしていきたいです。でも、そのためにはありきたりな毎日、あたりまえのことをやるだけの毎日では実現できないですよね。だからこそ、なにかしら挑戦し続けられるような毎日を過ごしていきたいです。
また、自分自身専門家になるよりは、ジェネラリストやマネジメンターのほうが向いている気がしています。そういった意味で、あらゆる知見をこれからも増やしつつ、人の育成領域もスキルアップを目指していきたいですね。
やりたいことが明確に見えたとき、自分が本気で望んで本気で伝えれば、上司も会社も応援してくれるなという安心感はあります。ブイキューブは、本気で望んで行動すれば、背中をおしてくれる会社であることは間違いないと感じています。
それでは最後の質問です!どんな人がブイキューブに向いていると思いますか?
- 辻
僕自身と重ね合わせて、「自分で決めて自分で動きたい」人には良い環境だと思います。良い意味でブイキューブはとっても自由です。もちろん自由には責任も伴うので、自律と自走は必要になりますし、自分の意見や意思をちゃんと主張することも大事です。僕も上司と意見がくい違うことは多々ありますが、お互いのロジックを基にしっかり意見交換し合えています。そういった意味で、本当の「裁量」を手に入れたい人には、ぴったりだと思いますし、どんどん活躍してくれるのではないかなと思いますね。
僕も採用に携わっているので、これからのブイキューブを一緒に創っていける方とぜひお会いしたいですね!