❝人の心を動かし、人と人をまつりあわせる❞菊地の原体験から育まれる〈コミュニティDX〉への挑戦

皆さん、こんにちは。
ピープル・サクセス室の廣濱です。

新型コロナウイルス感染拡大に襲われた2020年からはや数年が経過し、アフターコロナと言える時代が到来していると感じている方も多いのではないでしょうか。
ブイキューブが事業展開をすすめているイベントDXの領域は、この数年の間で世の中からのニーズが様々変化し、大きな進化を遂げてきました。そのなかで「コミュニティ」という概念に着目し、「コミュニティDX」の領域で新たな挑戦を続ける菊地に、今回はインタビューをしていきたいと思います。

菊地さん、今日はよろしくお願いします。PSサイトへの登場は初めてですので、まずは自己紹介をお願いします!

菊地

営業本部 副本部長とイベントDX事業戦略室 室長を兼務しています。ブイキューブには2010年に新卒入社し、現在15年目です。

記事タイトルにも記載している「コミュニティDX」という言葉について、初めて聞いた方も多いと思うので、菊地さんが考えているコミュニティDXの概要を教えていただけますか?

菊地

私たちはBtoB事業を展開していますが、toBであれtoCであれ、どんな事業をするにしてもマーケティングの考えが大事ですよね。時代と共にマーケティングの流行も変化し、現代のマーケティングは、「マス」から「ミドル」、そして「ニッチ」へと進化しています。かつてはテレビや新聞などのマスメディアが全盛となった時代がありました。その後、マスメディアほど広範囲をカバーするわけではありませんが、ある程度のリーチができるTwitter(現X)やYouTubeなどのSNSが主流となる「ミドル」の時代が到来しました。そして、これからは「ニッチ」の時代です。

ニッチの時代では、オープンなプラットフォームよりも、クローズドなコミュニティが重要になります。これはフィリップ・コトラーが提唱するマーケティング理論とも一致しており、共創や成長(自己実現)が求められる時代です。熱量の高いファン同士が集まり、クローズドなコミュニティで活動することが、新たな価値を発掘する機会を生むのです。そのため、「コミュニティマーケティング」という言葉が生まれ、日本でも多用されるようになっています。

ブイキューブは、設立当初からの強みである映像・音声技術をコアに、デジタル技術を駆使して、お客様の事業やサービスにおけるコミュニティ構築を支援しています。地縁や血縁に基づく従来のコミュニティから、オンライン・バーチャル空間などを利用した新たな形へと変化しているなかで、私たちは時間と距離の壁を超えたコミュニティ構築をテクノロジーの力で支援し、新たな「繋がりの形」をデジタルトランスフォーメーションしていっています。

コミュニティDXについて理解できました。具体的な事例があれば教えてください!

菊地

TBSテレビ様主催のドラマ「VIVANT」ファンミーティングで、VCPを活用いただきました。(詳細はこちら
VCPは「熱狂を生むライブ配信システムを簡単に作れるプラットフォーム」なので、まさにこのコミュニティDXを推進するために開発したプロダクトなんです。
ファンミーティング当日は私も会場にいたのですが、VCPが持つ様々な機能を用いて、会場にいるファン・配信を見ているファン両方のエンゲージメント向上に寄与できたなと感じています。

BtoB要素が強い例だと、日本新薬株式会社様が開催された医師への情報提供の場をメタバース化した事例があげられます。(詳細はこちら
Web会議システムやセミナーシステムで行う講演会ではどうしてもコミュニケーションの一方通行感が強くなってしまい、医師がどれだけ関心を示してくれたのかが計りにくかったのですが、メタバースプロダクトを活用しリアル会場と限りなく近い環境で情報提供やディスカッションの場を設けたことで、医師のエンゲージメントが向上しただけでなく、その後ユーザーからも良い反応が得られました。

お客様の反応だけでなく、その後の効果まで実感できているのですね。
ちなみにここからは菊地さん個人について伺いたいのですが、今回の記事のキーワードでもある「コミュニティ」という言葉を菊地さんはよくつかわれている印象です。そもそもコミュニティに興味をもたれたきっかけはなんだったのですか?

菊地

社会人5年目の頃から活動を続けているDeep Japan Labという団体の影響が大きいです。この団体では「旅」を通じて、日本の人や組織、地域のトランジションに向き合い、多くのことを学び、楽しんできました。

活動のなかで、「日本の共同体」について考える機会があり、時代と共に共同体、つまりコミュニティの形が変化していることに気付きました。昔は自分が住む地域に共同体があり、祭りなどを通じて人との繋がりを実感する機会が多くありましたが、現代では地域の祭りも減少しています。その後、「会社」が共同体の役割を担う時代もありましたが、終身雇用の意識が薄れるなかでその形も崩れてきています。

このように、現代は人との繋がりを感じにくい社会になっていますが、それでも人は人との繋がりを求めています。その新しい繋がり方を、私たちは考え、実践していく必要があるのではないかと感じています。

Deep Japan Labでの「祭の旅」。岐阜県郡上市白鳥町に訪れ、祭りのなかで長年行われている「踊り」の文化を体感した。
こちらはブイキューブ社員との飲み会の様子。大きな案件を成功させたときは全員でねぎらい合う。

人と人の繋がりを創る企業になりたいと、営業本部長の吉山さんも話していましたね。(詳細はこちら
それでは最後に、この記事を読んでくださった皆さんへメッセージをお願いします。

菊地

日本では人と繋がる機会が減ってしまっていると話しましたが、コロナ禍を経て特にこの「繋がり」を渇望している方はむしろ増えていると感じています。人は一人では生きていけないですしね。
人との繋がりを創り、人の心を感動させるこの領域にチャレンジしたい方がいらっしゃれば、ぜひ仲間になりたいです!

コミュニティDXのおもしろさや可能性について興味を持ってくれた方は、ぜひエントリーをお願いします!

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セールスエキスパート(コミュニティDX/製薬業界担当)

※所属や役職については、記事執筆当時のものとなります。

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