
所属:営業本部(営業企画/事業開発担当)
営業→SaaSプロダクトのマーケティング/企画→カスタマーサクセスマネージャーというキャリアを経て、2023年にブイキューブに営業企画として入社後、ManeAIの企画・責任者を担当。

所属:生成AI室
2007年にブイキューブ入社後、様々なプロダクト開発や拠点立ち上げ、SE業務を経験。
現在はManeAIのプロンプトエンジニアリング、サブシステム開発、データ基盤構築などを担う。

所属:ピープル・サクセス室
人材紹介会社で5年半営業を経験し、スタートアップで採用部門や組織開発部門の責任者を歴任。フリーランス期間を経て2025年にHRBPとしてブイキューブ入社。
関連リンク
-
『ManeAI』サービス公式ページhttps://jp.vcube.com/maneai?utm_campaign=md00&utm_medium=note&utm_source=vcube_technote&utm_content=n823ddeb3f0ba
-
ブイキューブ技術チームブログ『tech note』:もう「限界」とは言わせない!営業マネージャーと組織を救うブイキューブの新AI「ManeAI」とはhttps://note.com/vcube_technote/n/n823ddeb3f0ba
-
ManeAI『カスタマーサクセス職』採用エントリーページhttps://hrmos.co/pages/v-cube/jobs/973
ブイキューブが新たに注力するAIサービス『ManeAI(マネアイ)』。
営業マネージャーの育成業務をAIがサポートし、組織全体のパフォーマンス向上を目指す、画期的なソリューションです。
現在、このManeAIチームでは、共に未来を創る新しい仲間を募集しています!
特に現在新しい仲間を求めているのは、顧客と開発の中心に立ち事業成長をリードしていく『カスタマーサクセス』。
重要な役割を担うこのポジションの募集にあたり、今回は、ManeAIの事業責任者を務める加藤さんと、開発を担当する藤本さんにインタビューを実施しました!
ManeAIのポテンシャルや事業開発の裏側、そしてチームが『カスタマーサクセス』ポジションに求める人物像について、熱く語っていただいています。
AI技術の最前線で、新しい価値創造に挑戦したい。そんな想いを持つ求職者の方、必見です。
経験豊富な二人が語る、それぞれの役割とManeAIへの道のり
まず、簡単な自己紹介とManeAIでの役割について教えてください。
- 藤本
2007年にブイキューブに入社して、今年で18年目くらいになります。
最初は動画配信サーバーの開発、その後ブイキューブ セミナーの開発を担当しました。
少し変わった経歴としては、仙台の開発拠点立ち上げのために1年間単身赴任し、管理者として人事総務的な業務の経験などもあります。
その後、SEグループでSDKのプリセールスやポストセールスを経て、現在の生成AI室でManeAIの開発に携わっています。ManeAIでの主な役割は、プロンプトエンジニアリングになります。
文字起こしされた商談データを、理想的なアウトプット(要約やフィードバックなど)にするため、LLM(大規模言語モデル)に与える指示(プロンプト)を日々調整する役割です。
また、CRM連携やチャットツールへの通知といったサブシステムの開発、データ基盤の構築なども担当しており、フロントエンドからバックエンドまで幅広く関わっています。- 加藤
私は20代前半でエンタープライズ営業、後半でIT/SaaS業界に入り、バックオフィス系ソリューションの営業やマーケティング、企画に携わりました。
その後30歳でユーザーベースという企業に転職し、「SPEEDA」というサービスにおけるカスタマーサクセス職のマネージャーを務めました。このカスタマーサクセス職の経験は自分のキャリアの中でも最もエネルギーが高まった時期になります。
営業は「夢」と「期待感」を伝えていく仕事と言えますが、カスタマーサクセスは「語った夢」を顧客と一緒に「現実」にし、さらにその期待を超えていく仕事です。
価格以上のROIをお客様に提供しなければ解約されてしまう。
必死でお客様に向き合い、成果にコミットする経験は、自分をビジネスパーソンとして大きく成長させてくれたと思っています。ブイキューブには約1年半前、営業企画の立ち上げメンバーとして入社しました。
これまでの経験を活かし、営業戦略の立案やイネーブルメントに取り組む中で、ManeAIの企画を担当することになり、気づけば新規事業の責任者になっていました。

ManeAIはどこが革新的なのか?
改めて、ManeAIの概要と、その革新性について教えてください。
- 加藤
ManeAIを一言で表すなら、「営業マネージャーを支援するために磨き抜かれたセールスAIエージェント」です。
多くのマネージャーは、メンバー育成の重要性を理解しつつも、自身の業務に追われて十分な時間を割けていません。
ManeAIは、その課題を解決します。
AIが商談を分析し、人間らしい、かつ客観的なフィードバックを提供することで、マネージャーの育成業務を強力にサポートします。
単にフィードバックを出すだけでなく、お客様ごとの営業スタイルに合わせてカスタマイズできる点が、我々のユニークな価値です。
さらに、商談分析から派生して、要約作成、顧客課題の抽出、CRMへのデータ自動入力なども可能です。データが蓄積されれば、メンバーのスキルを可視化し、定量的なアセスメントレポートとして提供することもできます。
個々の強み・弱みやスキル変化を把握できるサービスは、国内でもまだ珍しいと思います。- 藤本
エンジニア視点で見ると、革新性は「ユーザーの手間を徹底的に排除したUX(ユーザー体験)」にあると考えています。
AIによる要約や議事録作成はもはや当たり前ですが、多くの場合、ユーザー自身が設定したり、プロンプトを工夫したりする必要がありますよね。
ManeAIは、録音ボタンを押すだけ、あるいはZoomミーティングをセットしておくだけで、自動的に要約やフィードバックが生成され、通知まで届きます。この「煩わしさのなさ」が大きな魅力です。また、通常のプロンプト利用で発生しがちな、出力の揺らぎやハルシネーション(事実に基づかない情報の生成)を極力抑え、狙った通りのフォーマットで正確なアウトプットを出すためのチューニングにも注力しています。
トライアルで「人間より人間っぽい」と驚かれることもありますね。
AIを上手く使いこなし、ユーザーに最高の体験を届ける。そこに我々の強みがあります。

どん底からの挑戦:ManeAI誕生秘話
ManeAIはどのようにして生まれたのでしょうか?立ち上げの経緯を教えてください。
- 加藤
実は、ManeAIの原型は、約1年前に始めた「Zoom Phoneの録音データ分析サービス」にあるんです。
当時、Zoom Phoneの販売を強化する中で、通話に加えた付加価値として通話データ分析のニーズが高まっていました。
しかし、Zoom Phone自体はリセール品であり、我々が機能開発に関与できません。
そこで、「人」による付加価値提供を考えたのが始まりです。最初は、私自身がお客様の録音データを聞き、売れる営業担当者の傾向などを手動で分析し、フィードバックするサービスを2社ほどに提供してみました。
感触は悪くなかったのですが、属人的で全くスケールしない…
「これは無理だ」と感じていた矢先、CTOの亀崎から「加藤さんのフィードバック力をAI化すればいいじゃないか」という鶴の一声があり、去年の8月頃からAI化の構想が始まりました。当初は「SEP(Sales Enablement Package)」という名前のサービスでしたが、「セールスイネーブルメント」という言葉の浸透度の低さや類似コンセプト競合の多さから、より明確な価値として実感してもらいやすい「マネジメント支援」へと軸足を移しました。
プレイングマネージャーの育成課題という、より切実なニーズに応える形で、現在のコンセプトに至っています。- 藤本
僕は12月頃にプロジェクトに参加したんですが、参加前は「SEP」という名前だけ何となく認識していて具体的な中身はよく分からなかったです(笑)。
しかしその後、加藤さんが社内イベントで語ったManeAI構想に至るまでのストーリーを聞いて、「なるほど、こういうことだったのか」と全体像を理解しました。- 加藤
ただ正直、AI路線に舵をきってからも道のりは平坦ではなかったです。
コンセプト段階では、仲の良いお客様や知人50社以上に協力してもらい、壁打ちを繰り返しましたが、「こんなもの売れるわけがない」「営業はAIに任せるものじゃない」と厳しい言葉をいただくこともありました。しかし、去年の11月に出展した展示会での反響が想像以上に大きかったんです。東京ビッグサイトの全出展ブースの中でトップクラスの関心を寄せていただけました。
「AIでここまでできるのか」「マネージャーの生産性が上がる」と、多くの方に関心を持っていただき、初めて手応えを感じることができましたね。
あの時の反響がなければ、諦めていたかもしれません。

スピードと顧客志向が生む、ManeAIの優位性
国内でもAIサービスが次々と増えていく中、後発の類似サービスが出てきた時のManeAIの優位性はどこにあると考えますか?
- 加藤
「顧客解像度の高さ」と「改善スピード」では負けない自信があります。
半年以上、社内で徹底的にManeAIを使い込み、マネージャーやメンバーのペインを深く理解してきました。
その上で、お客様の現場に入り込み、オペレーションを把握し、ニーズを的確に捉えてAIに反映させています。この顧客理解に基づいた開発プロセスが、現時点での先行者利益だと考えています。- 藤本
日本の企業、特にエンタープライズのお客様は、品質や使い勝手に非常に厳しい。
だからこそ、我々は「手間いらず」で「かゆいところに手が届く」ような、おもてなしの心を持ったものづくりを追求しています。これは、ブイキューブがこれまで他の事業を通して培ってきた強みでもありますね。
UI/UXを磨き上げ、お客様に「使ってよかった」と思っていただける体験を提供することで、マス向けの汎用機能を提供する方向に行きがちな大手資本のサービスとも差別化できると考えています。- 加藤
加えて、ManeAIチームの最大の特徴はやはり「スピード感」ですね!
お客様からの機能追加や修正要望に対して、「3日以内に実現する」という、通常のSaaS開発では考えられない目標を掲げています。
これが可能なのは、まずプロダクトのみならず開発フローにAIを大きく取り入れ自動化していること。
加えて、私(ビジネスサイド)と藤本さんたち(開発サイド)が、非常に密に連携しているからです。- 藤本
開発者である私のMBO(目標管理)に、「トライアルからの受注率」が入っているくらいですからね(笑)。
ただプロダクトを作るだけではなく事業としてスケールさせるために、開発も必死です。- 加藤
ビジネスと開発が一体となって、お客様の成功にコミットする。この強力なチームワークとスピード感が、ManeAIの競争力の源泉です。
ブイキューブの中でも、かなり異質な、スタートアップのような熱量を持った組織だと思います。
CTOが営業担当者の商談にコメントすることなんて、普通はないですからね(笑)。

ブイキューブで挑戦する意義:既存文化の変革と豊富なリソース活用
同じ新規事業でも、スタートアップなどではなく、ManeAIチームにジョインする魅力は何でしょうか?
- 加藤
ブイキューブという、ある程度確立された上場企業の中で、既存文化を受容した上で新しい文化を創り出す経験ができることです。
我々の顧客志向とスピード感あふれる開発スタイルは、ブイキューブの歴史においても新しい挑戦です。
成功事例を作ることで、会社全体に良い影響を与え、ボトムアップでの新規事業創出を促進したい。
ある意味、社内文化を変革していく面白さを感じます。何もないところに家を建てるのではなく、既存の文化やプロセスがある中で、それを未来志向的に変革し新しい価値を創り上げていく。
これは、同質性の高い小さな組織では得られない、多様性の中でのチャレンジであり、大きな学び・成長につながると思いますね。また、ブイキューブが持つ4,000〜5,000社のお客様基盤や過去のデータ蓄積、Zoomのリセールパートナーといった既存事業とのシナジーも大きなアドバンテージです。
スタートアップがゼロから顧客獲得に苦労するのとは、全く異なるスタートラインに立てます。
ManeAIチームが求める人物像
ManeAIチームでは、どのような人と一緒に働きたいですか?
- 藤本
まず、レスポンスが早く、コミュニケーションが円滑な方ですね。
リモートワークも多いので、チャットでの反応が早い、作ったものに対してきちんとフィードバックをくれる、良いことも悪いこともオープンに共有してくれる、というのは非常に重要です。
ボールを持ち続けず、チームでスムーズに仕事を進められる方と一緒に働きたいです。- 加藤
肩書にとらわれず全員が対等な立場であると認識し、オープンに議論できる方がいいですね!
新規事業なので、まだまだ夢を追いかけていいフェーズ。
理想を描きつつも、常にお客様視点を持ち、「カスタマーサクセス」の発想で物事を考えられる人が必要です。
顧客と真摯に向き合い、課題を深く理解し、それを自身の言葉でストーリーとして語り、社内外を巻き込んでいけるような方ですね。
私にはない視点で、事業の可能性を広げてくれる方との出会いに期待しています。
未来の仲間へのメッセージ
最後に、この記事を読んでいる求職者の方へメッセージをお願いします。
- 加藤
新しいことに挑戦すると、シンプルに「生き生き」しますよ!
常にワクワクできる環境は、自分自身を若返らせてくれる感覚があります。
この感覚をぜひ体感してほしいですね。- 藤本
そして、間違いなくAIに強くなれます。
先程もお伝えした通りManeAIで培った知見は、他の分野でも必ず活きてくるはずです。
自身の市場価値を高める上でも、間違いなく大きなプラスになると思いますね。- 加藤
ManeAIは、ブイキューブの未来を担う重要なプロジェクトです。
大きな期待と責任を背負っていますが、それ以上に最高のやりがいと成長の機会があります。
AIで営業組織、ひいては会社組織の未来を変えたい、スタートアップのような熱量で新しい価値を創造したい、そしてブイキューブというフィールドで自身の可能性を試したい。そんな熱い想いを持った方からのご応募を、チーム一同、心よりお待ちしています!
ManeAIチームで、AIと共に未来を創りませんか?
ManeAIチーム「カスタマーサクセス職」にご興味をお持ちいただけた方は、ぜひブイキューブのをご覧ください。採用ページ