2018年新卒入社
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こんにちは!ピープル・サクセス室の佐々木です。
今回は、ブイキューブの人財育成の仕組みである「The GOLD」施策の一環で生まれた「ポータブルスキルマップ」についてご紹介します。
そもそも、「ポータブルスキル」という言葉に馴染みがある方も、そうでない方もいらっしゃるかと思います。
自分自身のスキルアップのためにはぜひ知っておきたい概念ですので、まずは「ポータブルスキル」から触れていきましょう。
会社を超えて通用する、ポータブルスキルとは?
現代のビジネス環境は、変化が激しく不透明なものとなっています。
このような状況下では、単なる専門性だけでなく、異なる業界や職種をまたぎ、どの会社でも通用するスキルの重要性が増しています。
こういった汎用的なスキルを指して、「ポータブルスキル」という言葉が使われます。
もちろん、転職を意識している人だけでなく、現職での業務でも幅広く活用することが可能です。
ポータブルスキルは、単なる知識や技能だけでなく、柔軟性、コミュニケーション能力、問題解決能力など、幅広いスキルを含んでいます。
そして、これらのスキルを身につけることで、新たな状況に適応し、自身の価値を会社内外で発揮することができるのです。
ポータブルスキルマップの誕生
ポータブルスキルマップの作成背景には、ブイキューブの人事評価の枠組みが関係しています。
「成果評価」と「行動評価」の二軸を採用しており、成果自体だけでなく成果につながる「行動」を評価するための重要な指標として、全10項目の「行動指標」が定められています。
そもそも行動を発揮するには、「知る、分かる、やってみる」の3つのステップが重要です。
まずは、行動発揮に必要なポータブルスキルや知識を学ぶことで「知って」、
その中で行動の実践におけるポイントを理解することで「分かって」、
そのポイントを押さえながら「やってみる」ことで、
行動発揮に繋がります。
このように、行動発揮のベースとなるのが、ポータブルスキルの獲得なのです。
そこでブイキューブでは、行動指標に関連するスキルや知識を整理し、ポータブルスキルマップを作成しました。
このツールを活用することで、メンバーが必要なスキルを把握し、学び、行動につなげやすくすることを目的としています。
ブイキューブのポータブルスキルマップは、単なるスキルの列挙ではありません。
具体的な行動につながるスキルの獲得や活用を支援する道標として位置づけられているので、
このマップを通じてメンバーは自身のポータブルスキルを見える化し、成長のための方針を立てることができます。
ポータブルスキルマップの概要
ポータブルスキルマップは、行動指標に基づき、各クラスに求められる行動を取るために身につけておくべきポータブルスキルの一覧です。
クラスによって求められる行動のレベルが異なるため、それらに応じたポータブルスキルの具体的な例が各クラス毎に提示されています。
例えば、「やり抜く」という行動指標に紐づくポータブルスキルには、クラスによって以下のような違いがあります。
●VA1クラス→段取り、タイムマネジメント、レジリエンス、メンタルヘルス(セルフケア)
●VA2クラス→習慣化、セルフアウェアネス、アンガーマネジメント
●VEクラス→仕組み化、プロジェクトマネジメント、メンタルヘルス(ラインケア)
ポータブルスキルマップを活用することで、自身のスキルセットと行動指標の関連性を理解し、成長に向けた具体的なステップを踏むことが可能となります。
ポータブルスキルマップの活用方法
ポータブルスキルマップの活用方法について詳しく見ていきましょう。
〈STEP1〉各行動指標に関連するポータブルスキル例を把握する
マップでは、行動指標と関連するポータブルスキルを提示していますが、それらはあくまで一例であり、他にも関連するスキルが存在します。
自己成長の観点から、自身の行動に適したスキルを発見し、習得することが大切です。
この段階では、自分自身の強みや課題を見つけ、それに基づいてスキルを磨く方向性を定めることが重要です。
そして、そのスキルをどのように獲得していくか、次のSTEPで考えます。
〈STEP2〉ポータブルスキルの習得を目指す
このステップでは、自己成長のための具体的な行動を起こす段階です。
目標を設定し、必要なスキルの習得に向けて積極的に取り組むことで、成長を実感できるはずです。
また、スキルの習得方法は多岐にわたり、自分に合った手法で学ぶことが大事です。
「とはいえ、何から手をつけたらいいのかわからない...!」という声も多いので、ブイキューブでは全正社員に自由に受講できるe-learningサービスのアカウントを提供しており、ポータブルスキルマップにも各スキルに関連するおすすめコンテンツを提示しています。
ポータブルスキルマップは、このようなステップを通じて、メンバーが自己成長を促進し、成果につながる行動を発揮する一助となっています。
さいごに
ここまで、ポータブルスキルマップについて概要をお伝えしてきました。
あらためて、ポータブルスキルの獲得は、ただ単に現在の業務に役立つだけでなく、長期的な視点からも重要です。
このスキルは、個々のキャリアパスにおいて、さまざまな場面で活用できます。
たとえば、特定の職種にとらわれず、さまざまな業界で求められる人材になるための礎となります。
ポータブルスキルは時代や業界の変化に柔軟に対応し、自身の価値を高める重要な要素となっていくはずです。
この記事を読んでいただいている皆さまも、自分が獲得してきたスキルが「ポータブルかどうか」を一度振り返ってみるのはいかがでしょうか?