「技術組織のMISSION/VALUE」について(その1)

渡邉 暁雄(Watanabe Akio)
インタビューを受けた人
渡邉 暁雄(Watanabe Akio)

技術本部
2022年キャリア入社
実は出戻りです。
飲食業界から、IT業界へ飛び込み、気づけば20年。
組織開発大好きな、異色な元エンジニア。

鈴木 峻平(Suzuki Shunpei)
インタビュアー
鈴木 峻平(Suzuki Shunpei)

ピープル・サクセス室
2014年新卒入社
入社6年間ほどエンジニアをした後、2020年から社内公募によってピープル・サクセス室に異動しました。
主に採用領域、社内イベント担当をしています。

こんにちは、ピープル・サクセス室の鈴木です。

皆さんに「もっとブイキューブを知ってもらいたい!」ということで、
技術組織のMISSIONとVALUEについて、技術本部 副本部長 兼 VPoEの、渡邉 暁雄さんにお話を伺いました。

一回の記事では載せきれず、3つの記事に分割して投稿しますので、是非最後までご覧ください。

初回は「技術組織のMISSION/VALUEが作られるまで」です!

今日はどうぞよろしくお願いします。
まずはじめに渡邉さん(以下、暁雄さん)の自己紹介をお願いできますでしょうか。

暁雄さん

渡邉 暁雄(わたなべ あきお)と申します。
2011年から2016年までブイキューブに所属していました。
その後、組織開発力を伸ばすために転職しましたが、2021年3月にブイキューブに再ジョインしまして、現在は、技術本部の副本部長 兼 VPoEをしております。

直近では技術組織に向け、技術組織のMISSION/VALUEを発表したりと、組織開発に力を入れております。

ありがとうございます。それでは早速ですが、技術組織のMISSIONについてお話しいただけますでしょうか。

暁雄さん

いきなりかたいところから話をスタートさせますね(笑)
それじゃあ、少し長くなりますが、分かりやすいところから順を追って話をしていきますね。

ところで、ブイキューブ全社のMISSIONってすぐ出てきますか?

ブイキューブのMISSIONは「Evenな社会の実現」ですよね?

暁雄さん

はい、そうです。
そのMISSIONを実現をするためには、
これまでのようにサービスを提供して、お客様の課題を解決してということだけでなく、サービスを提供した後の、お客様の成果にもコミットする必要があると考えています。

この図が分かりやすいので、説明しますね。

暁雄さん

この図の「Tech Way」を見ていただきたいのですが、これは、「ブイキューブの技術組織が、今後どういったフェーズに向かっていくのか」を示している図です。

元々ブイキューブは「Product Out(製品の魅力創り)」を行っていましたがそこから成長して、「Product Growth(要望に寄り添う技術)」のフェーズになったと捉えています。そういったことで、”自分たちが作りたいものを作って売る”というところから、”お客様の要望・要求を受けて作る”ということができてきているんです。

この状態からさらに進化させるためには、圧倒的なユーザー(お客様)目線と、ビジネス目線の両方が必要になってくると確信していて、技術組織としてもこれをベースに、MISSIONとVALUEに組み込むことにしました。

先ほどの図でいうと「Product Growth(要望に寄り添う技術)」のその先の「Outcome(課題解消に貢献する技術)」、「Creativity(未来を創る技術)」にコミットできるように、そして共感作りのために、軸となる技術組織のMISSIONを作りました。

全社のMISSION/VALUEと、技術組織のMISSION/VALUEはリンクしているわけですね。
それでは、今回技術組織MISSION/VALUEを作った背景を教えていただけますか。

暁雄さん

2020年の夏頃から、CTOの亀崎さんや技術本部長の東谷さんと会話をはじめて、2021年夏にリリースしました。

実は「今後、技術部門をどうしていきたいのか」は、入社以前から話をしていたんですが、入社後に改めてエンジニア全メンバーと1on1(1対1の対話)をして、リアルな声を確認しました。

そうしたら、ブイキューブ技術組織の向かっている方向性や、大事にしたい考え方が、あまり理解されていないように感じたんですよね。
そこから、元々ブイキューブの中で”なんとなく認識していたもの”と、マネジメント層の「こうなってほしい」という想いを繋げて言葉にした、というのが経緯です。

1年近くマネジメント同士でお話しされて決められたわけですね。
具体的にどういう形で決めていきましたか?

暁雄さん

そうですね。僕が入社してからは、毎週定例でディスカッションをして、お互いの意見を言い合いました。
皆が想いや考えを持っているので、遠慮なく想いをぶつけ合う形になった事もありました。(笑)

具体的にどう決めていったかというと、僕が組織課題をヒアリングして、そこから素案をいくつか作り、みんなで叩きまくりました。

ディスカッションや素案を叩くフェーズでコンフリクトなどはなかったですか?

暁雄さん

もちろんありましたよ(笑)むしろめちゃくちゃありました(笑)
当たり前ですが、どういった言葉を使うかや、表現の仕方など、みんなでディスカッションしていく中で広がっていくので、僕はひたすらに削っていく作業をしていました。

みんなで会社の未来を話していると、永遠に肉付けされていくものですが、それをどうすればくっきりと輪郭を持った形で具現化できて、メッセージと伝えられるのか。非常にわくわくする作業でしたね。

中期経営計画や、将来的なブイキューブの方向性とも合わせて少しずつ少しずつ作って行って。振り返ると、人による認識や受け取り方の違いを解消していく流れは大事だったと思います。

この一連のやり取りで生み出した根底の想いは揺るがないと思っていますが、人や組織は変わっていくので、これも不変的なものではなくどんどんアップデートしていければ良いなと考えています。

「その2」では、技術組織のMISSIONに加え、3つのVALUEについて解説してもらいます!

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