求人紹介 – プロジェクトマネージャー

井岡 康之(Ioka Yasuyuki)
インタビューを受けた人
井岡 康之(Ioka Yasuyuki)

所属:技術本部
職種:プロジェクトマネージャー
入社:2011年キャリア入社

鈴木 峻平(Suzuki Shunpei)
インタビュアー
鈴木 峻平(Suzuki Shunpei)

ピープル・サクセス室
2014年新卒入社

今回は、プロジェクトマネージャーとして活躍しているブイキューブ社員 井岡のインタビューをお届けします。
ブイキューブでは現在プロジェクトマネージャーを募集しています。本記事を通して業務詳細やその魅力が伝われば幸いです。

それでは、井岡さんよろしくお願いいたします!プロジェクトマネージャーについては初心者ですのでお手柔らかに(笑)
まずは簡単に井岡さんの経歴について聞かせてください。

井岡

ブイキューブの前は2社経験しています。
新卒で入社したのは、メーカー系の情報システム会社です。メーカー系情報システムの開発から導入までを一人で行ったり、チームで対応したりしていました。火力や原子力発電などの大きなハードに紐づくシステム開発だったため、規模の大きな案件が多くシステムの品質も厳しかったですね。3年目からはコストも管理するようになり、プロジェクトリーダーから徐々にプロジェクトマネージャーに変わっていきました。

1社目を6年ほど勤務して、2社目の独立系SI企業に転職しました。ここではお客さま先に常駐して開発することが多く、通信・保険・金融など幅広い業界のシステム開発の経験を積むことができました。開発案件の一人目としてお客さま先に常駐し、お客さまから信頼を得るなど現場での基盤づくりをして人員枠を増やし、安定してきたら引き継いで次の現場に行くということを繰り返していましたね。その後、開発の他にもプリセールス的な立場として他社製品を利用したソリューション提案や導入支援などにも携わりました。

その経験を活かして2011年にブイキューブに入社し、大手企業の案件やオンプレミス案件のプロジェクトマネージャーをしています。

なるほど、ありがとうございます。
若いときから大きなプロジェクトや幅広い業界のシステム開発に携わる経験をされてきたんですね。
どういった経験が現在のプロジェクトマネージャーとして活かせていますか?

井岡

1社目での大規模なシステム開発における品質管理の厳しさやお客さま対応の経験が現在も活きていますね。
お客さまから話を聞いて要件をまとめたり、求められる品質レベルなどの要求を理解するとともにお客さまの文化に合わせるというということが今でもとても重要だと感じています。また、これまで様々な業務分野、業種、業態を経験していることで、お客さまの文化に寄り添っていくこともプロジェクトマネージャーとして信頼を得るために大きく役立っています。

そうなんですね。
ではいよいよ今回のテーマであるブイキューブでのプロジェクトマネージャーの仕事や役割について聞かせてもらえますか?

井岡

Quality(品質)Cost(コスト)Delivery(納期)を管理することが主な役割ですね。

QCDの考え方はプロジェクトマネージャーを調べると一番最初に出てくる概念ですよね。
具体的なお仕事はどんなイメージになりますか?

井岡

主に3つの仕事にわけられますね。

まず1つ目は、お客さまからの要求をヒアリングし、技術的に実現可否の判断を行う仕事です。これがプロジェクトマネージャーとしてお任せしたい一番大事な役割です。
お客さまの要求からシステム化する要件は何なのかを、プロジェクトマネージャーが取りまとめ最終的にお客さまと合意することが重要となります。システム化するためにも、技術的に実現可能かどうかエンジニアと検討し、リソースやリスクなどを加味してプロジェクトマネージャーが最終的な判断をします。

2つ目は、システムの提供に向けて期間と品質の要件を満たすことです。チェックポイントを作り、チェックポイントでの成果量、品質のチェックを行います。その結果、納期というゴールに向けて着実に進捗しているかの管理をし、何か問題があれば早期に対応することです。

3つ目は、今後のプロジェクト進め方の検討や社内のステークホルダーとの折衝になります。特に大きな案件を進めていく上では、機能量も多いため今必要な機能だけでなく将来的な機能を見据え、計画的に進めることも重要になってきます。そのための費用などの話は主に営業側と会話をする必要がありますし、システムのアーキテクチャについては有識者と検討する場合も出てきます。

お客さまだけでなく社内も含めて様々な人と関わるんですね。
さらに具体的なところも聞いてみたいのですが、今回募集しているプロジェクトマネージャーのポジションの方は具体的にどんな案件に携わることになりますか?

井岡

ブイキューブHPでもリリースが出ていますが、今ブイキューブではJR西日本様が提供する「+PLACE」と連携したシステム開発を行っております。
※記事下部のリンク参照

今回の採用では、上記に関わるシステム開発が数年続く想定があるため、それらシステム開発に関わるプロジェクトマネージャーとして業務をお任せしたいと考えています。
最初は既存プロジェクトに参加していただき、プロジェクト理解を深め徐々に案件をお任せすることをイメージしています。「+PLACE」のユーザーの皆さんにテレキューブを便利に使っていただくために、予約機能やその他機能等を順次開発していく予定です。

公共空間に設置している防音個室ブース「テレキューブ」

おぉ、JR西日本のユーザーの皆さんが、弊社のテレキューブを使ってくれるとなると夢が広がりますね。
具体的に井岡さんはプロジェクトマネージャーとしてどんな業務をされているんですかね。

井岡

今は担当しているプロジェクトで要件定義を実施しています。たとえばデータ保管などの法令対応についてお客さまからの要求を要件にするためにヒアリングし、要件定義資料の作成があげられます。
法令対応は施行日つまり期限が決まっているため、その期限に間に合うように要件に優先順位をつけるなどして何がお客さまや世の中にとって一番重要なことなのかを整理を進める必要があります。
クラウドサービスは長い期間をかけて一度に多くの機能をリリースするよりも徐々に機能をリリースしながらフィードバックを得て進めていくことが望ましいと考えています。お客さまへのヒアリングのなかでは、多くの要求が提示されることがありますが、そこでやるべき要件とそのQCDをコントロールしていくことがプロジェクトマネージャーとしての役割だと思いますね。

なるほど、そのようなコミュニケーションがプロジェクトマネージャーとして一番お任せしたいと言っていた「顧客と合意を取って進める」ということなんですね。
他にも携わっている業務があれば教えてください。

井岡

他には、品質に関わる話になりますが、試験チームのリーダーとお客さまの間に入るような役割を担っています。
業界やその企業の文化によって価値観が大きく分かれるため、品質の考え方についても企業それぞれで差が出やすく、齟齬が生まれやすいためです。例えば、“1分のズレ”に対する捉え方でも企業によって考え方に大きく差ができます。お客さまの当たり前が自分たちの当たり前とは違うことを認識し、お客さまに合わせて品質の考え方を柔軟に変えることも必要となるため、他メンバーよりも経験を多少重ねている私が間に入ることで認識ずれの埋め合わせをしています。
また、試験において組み合わせを全て網羅することはできません。網羅できないなかで納期遵守と一定の品質確保のために、ペアワイズ法などテスト技術の提案・調整なども行います。

最後は開発コストの検討ですね。案件の予算が決まっていますので、それに収まるよう計画を立て、エンジニアや営業などの関係者とすり合わせをしながら進めていくことです。テレキューブは今後ブイキューブとしても注力していく製品であるため、会社がどれだけ投資すべきかを経営層にご判断いただくために開発コストを考えていくことも役割になります。

品質に関しては、過去の井岡さんの経歴も活かせているんですね。
一番タフな状況はどんなときですか。

井岡

システム開発に携わる以上、どんなに計画をしても不具合や不測の事態は起きるものです。
そのときに、QCDの観点で全て100点を取ることが難しいとしても、どのようなQCDのバランスであればお客さまが納得し、ブイキューブとしても社会貢献ができるような形になるか考えることが、プロジェクトマネージャーとしての腕の見せどころでもありタフな場面になるかと思います。トラブルが起こるとすぐに修正を求められがちですが、状況に応じてお客さまと着地点を探し、お客さまに納得してもらいながら進めることがとても重要になります。

ユーザーからは見えなくとも、裏では様々な課題を日々解決しているんですね・・・!
お話していて改めてプロジェクトマネージャーとしての責任の大きさを感じることができました。
タフなお仕事をするなかでブイキューブのプロジェクトマネージャーとして働く魅力はどのように感じていますか。

井岡

2つあると思います。
1つは、大きな企業を相手に高いレベルが求められる仕事ができることです。大きな企業との仕事は当然案件規模も大きく、QCDどれをとっても高いレベルが求められます。
そのため、プロジェクトマネージャーとしての総合力も仕事を通して鍛えられ、高めていくことができます。
プロジェクトマネージャーとして必要な信頼感が得られるようになると思いますね。

2つ目は働き方ですね。私は過去SI企業でもプロジェクトマネージャーをしてきましたが、そのときは出社し会議室にこもって何かを進めていくことが多かったように思います。
一方、ブイキューブの働き方はクラウドサービスを使い、リモートでも対応できることが大きな特徴だと感じています。なので、遠隔でスムーズにコミュニケーションを取るために、Zoomなどのクラウドサービスを使いこなすことが大事でもありますね。

なるほど、2つ目の働き方は特にブイキューブの特徴かもしれませんね。僕もそうですが、井岡さんも普段テレワークされているので滅多に出社していないですよね。
ちなみに、プロジェクトメンバーもテレワークで働いていると思いますが、コミュニケーションはどのように取られていますか?

井岡

基本はチャットツールや自社サービスの「EventIn」を使って日々のコミュニケーションをとっています。
コミュニケーションは時間よりも頻度が重要だと思っています。これは、論文でも書かれていたと思いますし、コミュニケーション関連の書籍などでも紹介されていると思います。そのため、日々のコミュニケーションの頻度を増やす努力をしています。画像のようにEventInを使ったバーチャルオフィスの空間を用意して、リアルのオフィスに近い形で気軽に会話できるようにしています。

実際に使っているEventInバーチャルオフィスの様子
井岡

作業テーブルや雑談テーブルなど用意しつつ、私もなるべくテーブルにいるようにして、もし何かあればテーブルに座ってもらえればすぐに会話ができます。私からもメンバーの様子を見るために声掛けするようにしています。また、毎週の1on1やチーム会等で自身をさらけ出し、コミュニケーションの壁にならないように心がけています。

上司から話しかけてもらえたり、必要なときに気軽に話しかけられる環境って意外と大事ですよね。井岡さんは最初は怖がられますがお話すると気さくなおじさんだと皆さん分かってくれますね(笑)
ブイキューブのプロジェクトマネージャーとしてどのような経験が活かせると思いますか。

井岡

今回の求人ではウォーターフォール型の開発案件のプロジェクトマネジメント経験でしょうか。お客さまが大手企業なので品質や進め方のルールが決まっているため、開発手法としてウォーターフォール型を採用しています。なので例えばですが、大企業を相手にした案件対応や、様々な要件が入り混じった複雑な案件の対応をした経験はブイキューブでもとても役に立つと思います。

ありがとうございます!
最後に記事を読んでいただいた方にメッセージをお願いします。

井岡

ブイキューブではJR西日本様を始め、様々なお客さまのビジネスの実現に取り組んでいきます。
プロジェクトマネージャーとして関わることで、将来的には町中で自身の関わった製品を見かけるなど「Evenな社会の実現」が目に見える形で、家族や知り合いにも使っていただく機会も増えてくると思います。この記事で少しでもブイキューブのプロジェクトマネージャーに興味を持っていただけましたら幸いです。

井岡さん、ありがとうございました!

ここまでご覧いただきありがとうございました。
ご興味がありましたらプロジェクトマネージャーの求人からご応募ください。
皆様からのご応募お待ちしております!!

※所属や役職については、記事執筆当時のものとなります。

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