法務一筋!大企業で長年勤務し、40代でブイキューブに転職した中尾が考える❝ブイキューブでのチャレンジとキャリア❞

中尾 雄一(Nakao Yuichi)
インタビューを受けた人
中尾 雄一(Nakao Yuichi)

法務知財室 室長
2019年キャリア入社

廣濱 美咲(Hirohama Misaki)
インタビュアー
廣濱 美咲(Hirohama Misaki)

ピープル・サクセス室
2020年キャリア入社

皆さん、こんにちは。ピープル・サクセス室の廣濱です。

この記事では、知財法務室 室長の中尾に、“チャレンジ”と“キャリア”をテーマにインタビューした様子をお届けします。
中尾は、社員数10万人規模の大企業に新卒で入社し、20年以上一貫して法務領域に携わった後、45歳のときにブイキューブに転職しました。
大企業からベンチャーへ、しかも40代で初めての転職となった中尾が、ブイキューブでのキャリアをどのように考えているのか、ぜひご一読ください!

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中尾さん、本日はよろしくお願いいたします!
まずは中尾さんが前職からの転職を考えたきっかけについて教えてください。

中尾

はい。まず前職では本当に幅広い経験をさせてもらっていました。
企業法務としての一般的な契約関連業務だけではなく、海外の訴訟トラブル対応や、著作権や知的財産権組織の立ち上げ、政府機関へ出向していた期間もありました。
そのなかで、43歳のときにある事業部へ異動したことが転職を考えるきっかけになりました。

その事業部では買収した海外子会社のPMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)の仕事など新しいことにもチャレンジできたのですが、事業部自体がメーカーの下請けの役割だったこともあり、いろいろなことが決まるスピードも遅く、当時管理職級の職位ではあったものの、なかなか裁量をもって働けていないなと感じていました。
法務の組織を自らつくりあげ、組織開発にも着手したいなという気持ちがそこでうまれたことが、転職を考えるきっかけになりました。

そのまま本社の法務組織のトップを目指すというのは難しかったんですか?

中尾

残念ながら難しいですね。もちろんその頂点に立てばもっといろんなことが見えてくるんだろうなとは考えていましたが、どうしても規模が大きすぎるし、そのなかで法務のトップになれる可能性はものすごく低く、なれたとしてもかなり時間がかかることも分かっていました。
あと、本社に戻るとなると大阪に転勤しなくてはいけなくて。当時第3子が生まれたばかりだったこともあり、関東に居続けながら新しいキャリアを考えたいな、と思いました。

ランニングや筋トレが趣味のアクティブな中尾さん。休日は家族とよく出かけているそうです。

新卒からずっと同じ企業で働き続け、40代で初めての転職ということで、不安はなかったんでしょうか。

中尾

まったくなかったというと嘘になりますが、意外と「なんとかなるだろう」と考えていました。自分がやりたいことに取り組める環境にいきたいという気持ちが強かったので、むしろ前向きな気持ちのほうが大きかったですね。

そのなかでブイキューブに出会ったんですね!選考中はブイキューブをどのように捉えていたんですか?

中尾

エージェントからの紹介でブイキューブを知りましたが、知れば知るほど「この会社で働きたい」という気持ちが高まっていきましたね!特に、当時社長(現会長)の間下さんが、総会や決算説明会でどんどん来る質問に対して一人で真摯に応えている姿を見て、かっこいいなと思いましたし、こういう経営者のもとで働きたいなと感じていました。

実は転職活動のなかで、ブイキューブしか面接を受けていないんですよね。エージェントから「中尾さんにめっちゃ合っている会社がある」とおすすめされて、事業や組織の規模感や経営者について調べてみたら自分でも「いいな」と思って、実際に会ってみたら本当に良かったんです。
こういう人生の意思決定を行うときは、自分で「これだ!」と思う勘が働けば、それに従うのが1番いいんじゃないかなと私は考えています。

ブイキューブ一択の転職活動だったんですね。
入社前はブイキューブにかなり惹かれていたようですが、実際入社してからはどうでしたか?

中尾

想像していたとおりでしたね。組織の風通しの良さや、働きやすさが特に良いなと感じました。いろんなことが決まるスピードがはやいのは、仕事がものすごくしやすいですよね。

逆にスピードがはやく変化が激しいゆえ、明確にルールが決まっていないことも多くあって、それを整備したり統一したりするのは大変でしたね。ベンチャーなので仕方ない部分もあると思いますが、しっかりしなくてはいけない部分は法務として責任をもって対応してきました。ここ2,3年でかなり整えられたと思います。

苦労もあったんですね。
中尾さんは前職から長く法務に携わっていらっしゃいますが、ブイキューブで初めてチャレンジしたことってあるんでしょうか。

中尾

ひとつは、バーチャルオンリーの株主総会*の運営ですね。(*「バーチャル株主総会」
取締役会の事務局や株主総会の運営実務の経験が実はもともとあまりなくて、そもそもの機関運営の知識インプットから始める必要がありましたが、それに加えてバーチャルオンリー形式ということで、自分自身にとっても大きなチャレンジとなりました。
幸運なことに東京株式懇話会という会員制の団体にお誘いいただき、そこで学んだことも本当に役に立ちました。そろそろ50歳を迎えますが、まだまだ勉強するべきことがあるなと痛感しています。

ふたつめは知的財産委員会の立ち上げです。
前職でも行っていたことではありますが、前職と違ってもともとブイキューブは知的財産への意識が低かったんです。当時は基本的に特許事務所に業務を外注していたんですが、知財に関する戦略を立案したり、知財を社内からどんどん出していったりするために、社内で委員会を立ち上げ、プロジェクトとして取り組むようにしていきました。
今では知的財産規程を独立させて制定したり、社内イベントで知財に関する発信を定期的に実施したりすることで、社内の認知も高くなってきているのを感じています。実際に最近では特許を取得できたケースも増えてきました。
毎年開催している新規事業コンテスト、「Next ATARIMAE Challenge」で優勝した新卒社員が事業化に取り組んでいるサービスも、そろそろ特許を取得できるかと思います。そうやって社内に貢献できていることもやりがいがありますね。

社内への影響力がすさまじいですね!10月からは組織名も法務グループから法務知財室へ変更になりましたが…

中尾

はい。社長の高田さんから「これから事業戦略のなかに知財戦略も組み込んでいきたい」という言葉をいただき、「法務知財室に組織名を変えよう」と言ってもらえたんです。

中尾さんはじめ、委員会の皆さんが地道に活動を続けてこられた結果ですね!
ところで中尾さんは先ほど話にあがった「Next ATARIMAE Challenge」にも過去出場していたり、「Orange プロジェクト」にも参加していたりしましたよね。
そして今は「みらいプロジェクト」にも参加されていますよね?

中尾

はい、思い返すといろんな企画やプロジェクトに参加してきましたね。今携わっているみらいプロジェクトでも、社内だけでなく社外との関わりも多いので、刺激になっています。

私が参加している「みらいプロジェクト」のチームではボランティア活動も行っているんですが、同じチームメンバーはママさんが多いんです。“みらいプロジェクト活動”の本筋とはそれますが、ママさんたちがそうやって日々の業務プラスアルファの社内活動に参加していることってとてもすばらしいことだと思うんですよね。どうしても家庭との両立で日々の業務だけでいっぱいいっぱいになってしまうのはママさんに限らずパパさん方も同じだと思うんですが、そうやって社内の活動に積極的に参加し、精力的に活動している姿を見ると、通常業務だけでは得られない視点が得られて、良い経験になっているんだろうな、と感じます。
これは、ブイキューブの挑戦を推奨する社風ならではの魅力だと思いますね。

ピープル・サクセス サイトのトップ画像にも中尾さんが登場しています!

幅広くいろんなことに挑戦できるのがブイキューブの良さですよね。
それでは最後に、中尾さん自身の今後のキャリアについて聞かせてください!

中尾

中期的には、現在の法務組織をもっと強化していくことに力を入れたいと考えています。
今はメンバー一人ひとりが自主的に業務に取り組んでいるので、非常に頼もしいなと感じていますが、次世代リーダーを育成しきれていないことが課題でもあります。私の後任として法務組織のマネジメントを担う人財を、早期に育成することがミッションだなと感じています。

それが整った後の長期的な目線で言うと、私自身はブイキューブのブランディングに注力する役割を担っていきたいと思っています。東京株式懇話会だけでなく経営法友会にも会員として参加していますが、そういったところでブイキューブの顔を売っていきたいですね。いわゆる法務渉外という領域です。
私自身、もともと業界横断的に活動を広げることに関心をもっていますし、やっぱり渉外って会社のことを好きじゃないとできないことなんですよね。ブイキューブの良さや強さを、法務の立場から社会に発信していくことが、私の長期的なミッションだと考えています。

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ミドル世代であっても、チャレンジし続けられる環境がブイキューブにはあります。ブイキューブに興味を持ってくださる方がいたら嬉しいです。
お読みいただき、ありがとうございました!

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