【The GOLD施策紹介】対話力向上プロジェクト(コーチング体験)レポート

片桐 彩乃(Katagiri Ayano)
ピープル・サクセス室
片桐 彩乃(Katagiri Ayano)

2017年にキャリア入社。
前職は人材会社の営業職。
肉とラーメンとサウナを愛す。

以前、ブイキューブ式・人財育成の仕組み「The GOLD」の一施策として、
2022年より始動している「対話力向上プロジェクト」について下記の記事でご紹介しました。

今回は「社員がコーチングを受けることができるプログラムがあることは理解できたけど、実際どのように実施していたのか知りたい!」という方に向けて、
2023年度に実施した対話力向上プロジェクト(コーチング体験)のプログラム内で取り組んだワークショップの内容や様子をお伝えします。
制度の背景や概要は上記の記事からご確認ください。

キックオフの様子

2期目となる対話力向上プロジェクト(コーチング体験)には、初年度を上回る38名(初年度は32名)ものメンバーから応募がありました。
初年度にコーチングを受けて効果を感じた上司からおすすめされて応募したという方も複数名いました!

社外取締役・常勤監査等委員 福島さん(国際コーチング連盟マスター認定コーチ 有資格者)からコーチングを受ける際のルールの説明がありました。

2023年7月3日に本プロジェクトのキックオフを開催し、コーチングを受けるブイキューブメンバーとセッションを担当するコーチが一同に集まりました。
キックオフでは、コーチングを受ける際のルールや課題についての説明と、メンバーとコーチの顔合わせや自己紹介を実施しました。

対話力向上プロジェクトに応募したメンバーが真剣な面持ちで説明を聞いています。

事前にメンバーから提出してもらったレポートからは、

「職場の1on1やコミュニケーション改善につなげたい」
「自身のキャリアを考えるきっかけにしたい」
「ついでにプライベートに関する課題にも取り組みたい」

などなど、コーチングを通じて自身の課題解決に真剣に取り組みたい!というメンバーの自己成長意欲が伝わってきました。
キックオフ後は、メンバーが直接コーチと連絡を取りながら10月までに全6回のコーチングを受けていく自主性が問われるプログラムとなります。

7月中旬、メンバーに向けて初回のコーチングの所感をチャットで聞いてみたところ、下記のような結果でした!

初めてのコーチングは「すっきりした」「元気が出た」という方が大多数だったようです!

「コーチングを受けるのが初めてのため、最初はどのように対話を進めるべきなのか困惑している」という方、
「頭を使って疲れてしまった」という方も複数名いましたが、各々のハードルを乗り越えながら真剣にコーチングに取り組まれていました。

中間振り返り会の様子

9月中旬にコーチングを受けているメンバーで集まり、振り返り会を実施しました。
これまでのコーチング体験を他のメンバーと共有することで自分のコーチングとの向き合い方を振り返り、
今後のコーチングセッションをより有意義な時間にするための機会として実施しました。

真剣にワークに取り組んでいるブイキューブメンバーの様子です。
振り返り会のワークの一部抜粋です。

振り返り会を踏まえて「残り1か月どのようにコーチングを受けたいと思いますか?」というアンケートに対するメンバーの回答をご紹介します。

「残り少ないので、素直に、楽しむ。まずはちゃんと体験する。」

「他の人の話を聞いて、コーチングの受け方って本当に自由なんだなと思った。
今までは少し余所余所しい感じでコーチングを受けていたけどこれからは一歩踏み込んで会話できるようにしたい。」

「『自分にしっかり向き合う時間をつくること』これを特に意識したいです。
実際に振り返り会の日は、夜にそのような時間を取って過ごし、内省することができました。
セッションが終わっても継続していきたいです。」

「事前準備を怠らず、コーチングセッションを有意義な時間にしたい。」

普段1on1でも上記のことを心がければ、コミュニケーションの質が上がりそうですよね。

お疲れさま会の様子

コーチング期間は10月で終了しましたが、12月11日にお疲れさま会を実施しました。
本プロジェクトに参加したブイキューブメンバーとコーチが集合し、2か月ぶりの顔合わせとなりました。
お疲れさま会では対話力向上プロジェクト(体験編)の集大成として、自分の変化を振り返り、
コーチング体験から今後の対話に役立つヒントを見つけるグループワークを実施しました。

4か月間のプログラムをやり切ったぞ!という顔のメンバーです。

プログラム前後の自身の変化を振り返り、変化に繋がったコーチの言葉や行動の意図をグループで共有・ディスカッションをするワークを実施しました。
また、コーチにインタビューをし、コーチングの手法をコミュニケーションに取り入れるヒントを各々が持ち帰ることができる時間も設けました。

最後にお疲れさま会で実施したワークから
「コーチングを受けたことで生じた自身の変化や、新たな行動は?」という問いへの回答を
一部抜粋してお届けします。

「メンバーと1on1をする際に、事実確認だけでなく、それについてどう感じたか?
ということを聞けるようになり、本音の部分をしっかり聞けるようになった。」

「1on1や商談で気持ちに余裕を持ちながら話したり、聞くことができるようになった。」

「導くための問いかけ、行動の継続性を意識して会話できるようになった。」

「他者に対しての自分の感情に寛容になった。自分と違う意見に対する抵抗感が減った。」

「1on1などのコミュニケーションにおいて変化が感じられた」という声が多かったですが、
その他にも「自己理解や他者理解に繋がった」、「業務への向き合い方が変化した」という方もいました。

コーチングセッションを通じて内省の習慣がついたことやコーチからの問いかけにより、
新たな気づきが得られ変化に繋がったようです。

最後に

対話力向上プロジェクト(コーチング体験)のレポートは以上となります。
今回のコーチング体験の参加者に「自分が伝えたいことを伝える」のではなく、
相手の思考を深め、成長や自律的な行動を促すコミュニケーションの取り方を体感してもらうことができました。

今回の記事を通じて、ワークショップの内容だけではなく、
学んだことを職場で実践する社員の能動的な姿勢が読者のみなさまにも伝わりましたら幸いです。

CONTENTS 関連記事

ページ上部へ移動